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流域治水の考え方

ページID:0003784 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

流域治水の背景

 近年は、気候変動の影響により降雨量が増大しており、令和元年東日本台風では、本市においても甚大な被害が発生しました。地球温暖化により気温が2℃上昇すると、降雨量が約1.1倍、洪水発生確率が約2倍になると言われており、今後も水災害の激化が予想されます。堤防やダムなどで洪水を抑え込もうとするこれまでの治水対策だけでは防ぎ切れないことが懸念されることから、「流域治水」という考え方への転換が進められています。

地球温暖化による影響
気候変動シナリオ 降雨量 流量 洪水発生頻度
2℃上昇相当 約1.1倍 約1.2倍 約2倍

世界の平均気温の上昇を2℃に抑えるシナリオ(パリ協定が目標としているもの)

出典:「流域治水」の基本的な考え方(国土交通省)

流域治水のポイント

1.流域に関わるあらゆる関係者が、協働して治水対策を行うこと

 これまで治水と言えば、行政の河川担当者が行うことでしたが、これからは企業や住民も含め、まち全体で取り組むことが必要とされています。

2.河川の流域全体で水害を軽減させること

 河川区域だけでなく、集水域(降った雨が河川に流れ込む地域)から氾濫域(洪水が起きたときに浸水が想定される地域)までを一つの流域と捉え、流域全体で取り組むことが必要とされています。
流域考え方集水域と氾濫域
出典:流域治水パンフレット(荒川水系(埼玉ブロック)流域治水協議会)

住民や企業の皆様も取り組める流域治水の取組み

 駐車場を透水性舗装や芝生にすることのほか、雨水浸透ますや雨水タンクを設置することなども、流域治水の取組みの一つです。雨水タンクは、節水や災害時の備えとしても利活用できるため、ご検討願います。
家庭でできる雨水貯留
出典:流域治水パンフレット(荒川水系(埼玉ブロック)流域治水協議会)

関連リンク

雨水の利活用について

国土交通省ホームページ:流域治水の推進<外部リンク>