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化学物質過敏症

3 すべての人に健康と福祉を
ページID:0002555 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

化学物質過敏症とは

 私たちが生活している環境には、さまざまな化学物質があります。そのような化学物質を多量に浴びたり、または少量でも長期間浴びていると、体が反応して症状が現れることがあります。これを化学物質過敏症といいます。一度過敏症になると、少しの化学物質を浴びただけで症状が出てしまうことがあります。また重度になると自宅にもいられないような事態になることがあります。

症状を引き起こす主な化学物質

 家庭用殺虫剤
 防虫剤
 化粧品関係(香水、シャンプー、ボディケア製品など)
 洗剤類(衣料用・食品用洗剤、柔軟剤、漂白剤)
 防臭剤、消臭剤、芳香剤
 農薬類(除草剤、殺虫剤、消毒剤など)
 塗料やインクの溶剤(ペンなどの筆記用具や印刷物など)
 たばこや野焼きの煙
 排気ガス
 新建材・塗料から放散される化学物質
 電磁波(家電製品、パソコン、携帯電話など)
 大気汚染物質

主な症状

目・耳・鼻・のど

刺激感や違和感、目のかすみ、視力低下、めまい、耳鳴りなど

呼吸器・循環器

息苦しさ、喘息、動悸、息切れ、不整脈など

消化器

腹痛、下痢、吐き気など

運動器

関節痛・筋肉痛、筋力低下など

皮膚

湿疹、じんましん、かゆみなど

精神・神経

不安、不眠、うつ状態、集中力・思考力の低下など

(注意)他にもさまざまな症状があり、人によって症状が異なります。

誰もが発症の可能性

 それまでまったく症状が無かったのにある時を境に発症する花粉症と同様に、突然化学物質過敏症になる可能性があります。
 身の回りで当たり前のように使われている化学物質に反応して苦しんでいる方がいます。発症者はごく微量の化学物質にも反応するため、学校や職場の建物に入れない、本や新聞の印刷物が読めない、買い物に出られないなどの支障が出てきます。「気にしすぎ」「怠け者」「わがまま」とされてつらい思いをする人もいます。
予防策

 単一の化学物質は安全でも、身の回りには数種類かそれ以上の化学物質が常に存在し、さまざまな影響がありえることに注意が必要となります。
 具体的な予防策としては、室内の空気を汚さないために換気をすること、噴霧式・スプレー式殺虫剤や消臭剤等を使用しないか短時間に限って使用すること、合成洗剤を使用せずに石鹸を使用すること、また運動をして汗をかくこと等があげられます。

外部関連リンク

建築物衛生/シックハウス症候群(埼玉県ホームページ) <外部リンク>
化学物質過敏症支援センター<外部リンク>
経済産業省化学物質管理政策<外部リンク>
国立医薬品食品衛生研究所<外部リンク>