本文
小学校就学前に行う予防接種
麻しん(はしか)風しん(三日ばしか)混合(第2期)
方法
対象
平成30年4月2日から平成31年4月1日生
接種回数
1回
接種期間
令和6年4月1日から令和7年3月31日
麻しん、風しんについて
- 麻しん
麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。麻しん患者の咳やくしゃみのしぶきの中にいるウイルスを吸い込むことで感染します。また、空気中を漂うウイルス粒子を吸い込むだけでも感染が成立します。
麻しんの症状は感染してから10日ほどで発熱や咳・鼻水といった風邪のような症状が2日から3日続いた後で、39度以上の高熱と発疹が出現します。麻しんは症状が激しいだけでなく、肺炎や脳炎を合併しやすいので注意が必要です。
また、麻しんにかかると数年から10数年経過した後に約10万人に1人の割合で亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重い脳炎を発症することがあり、1,000人に1人程度の割合で死亡することがあります。 - 風しん
風しんウィルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2週間から3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。
発疹も熱も3日間で治るので「三日ばしか」ともよばれ、合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。
大人になってからかかると重症になります。妊婦が妊娠早期にかかると、先天性風疹症候群と呼ばれる病気になり心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った児が生まれる可能性が高くなります。
副反応
発熱や、発しんです。これらの症状は、接種後5日から14日の間に多く見られます。
ときに、接種部位の発赤、腫れ、硬結(しこり)、リンパ節の腫れ等がみられることがありますが、いずれも一過性で通常数日中に消失します。
まれに生じる重い副反応としては、アナフィラキシー様症状、急性血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血等)、脳炎及びけいれん等が報告されています。