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阿弥陀堂の板石塔婆

ページID:0003774 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

阿弥陀堂の板石塔婆

 岩殿・正法寺に向かう参道(街道)の入口には弁天沼(通称鳴かずの池)があります。その傍らにこの板碑は所在し、地上高260センチメートル、最大幅58センチメートルと、市内2番目に大きな板碑です。胎蔵界大日如来を表す種字(アーンク)を刻む板碑で、種字の下に「真言不思議 観誦無明除 一字含千里 即身証法如」(真言には不思議な力がある 観察読誦すれば無明を除く一字が多くの理を持ちこの身に真如の理を証す)と般若心経の一節を記し、更に下に応安元(1368)年八月二日の銘が刻まれています。またあわせて50名の法名とともに「庵主朗明 明超上人」とあることから、庵の主(この庵を「阿弥陀堂」とみる見方がある)である明超上人が真言の功徳を説き、賛同した50名が結衆して板碑を立てたことがわかります。

阿弥陀堂の板石塔婆の画像
阿弥陀堂の板石塔婆

阿弥陀堂の板石塔婆拓影の画像
阿弥陀堂の板石塔婆拓影

所在地

岩殿1043

指定年月日

昭和40年(1965年)8月10日(東松山市指定文化財-考古資料)