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鈴付腕輪

ページID:0003771 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

鈴付腕輪

 西本宿に所在する諏訪山古墳群中の諏訪山1号墳は現存墳丘長東西16m、南北19m、高さ4mの円墳です。昭和42年(1967年)に実施した発掘調査で、2つの粘土槨(1号槨・2号槨)のうち、2号槨から大刀や鉄鏃、馬具などの多数の副葬品とともに、青銅製の鈴付腕輪が出土しました。腕輪は卵形で、12個の小鈴が付いています(1個は発見当時にはすでに欠損)。鈴の中には小豆大の小石が入れられ、振ると鈍い金属音がします。この形状の鈴付腕輪は、全国でも10数例しか確認されておらず、西日本では確認されていません。古墳が築造された5世紀末ごろに東日本独自の古墳文化があったことを示す良品です。

鈴付腕輪の画像
鈴付腕輪

鈴付腕輪 側面の画像
鈴付腕輪 側面

所蔵

下野本528-1(東松山市埋蔵文化財センター)

指定年月日

昭和46年(1971年)6月4日(東松山市指定文化財-考古資料)