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山王焼

ページID:0003720 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

山王焼

 山王焼は安政2年(1855年)、横田彦兵衛が開窯した陶器です。遠隔地から陶器を運搬する際、傷物ができてしまうことを憂いた彦兵衛が、近江国信楽(滋賀県甲賀市信楽町)の陶工・善六の協力を得て開窯しました。窯が開かれた上沼の畔には山王様(日枝神社の別称)が祀られおり、かつてその辺りは「山王」と呼ばれていたことからこの名がつきました。
 初期には家庭用品や飾り置物などを作っていましたが、その後、時代のニーズに合わせ、器械製糸工場用の器械鍋や養蚕用具、素焼土管や瓦、蒸竈なども作り、市民生活を支えました。
 製品のうち、19世紀後半に作られた布袋神像などが文化財に指定されています。

恵比寿大黒天付冑型宮の画像
恵比寿大黒天付冑型宮

砂粒貼付大黒文花生の画像
砂粒貼付大黒文花生

布袋神像の画像
布袋神像

所在地

日吉町地内

指定年月日

昭和49年(1974年)7月10日(東松山市指定文化財―工芸品)