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十三仏板石塔婆

ページID:0003708 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

十三仏板石塔婆

 享徳2年(1453年)銘を持つ、長軸長117センチメートル、最大幅34.5センチメートルの板碑で、梵字で十三仏を刻んでいます。十三仏信仰は、故人の追善供養のために初七日から三十三回忌の合計十三回の仏事に十三の仏菩薩をそれぞれの本尊として祀る信仰です。この板碑の碑面には、光明真言で描いた月輪の中に、十三回忌目の仏にあたる胎蔵界大日如来を示す梵字(アーンク)を刻み、その下に、右上から不動明王(初七日)、釈迦如来(二十七日)、文殊菩薩(三十七日)、普賢菩薩(四十七日)、地蔵菩薩(五十七日)、弥勒菩薩(六十七日)、左上から薬師如来(七十七日)、観音菩薩(百カ日)、勢至菩薩(一周忌)、阿弥陀如来(三回忌)、阿閦如来(七回忌)、虚空蔵菩薩(三十三回忌)の計十三の仏を刻んでいます。十三仏は「追善供養」のための信仰ですが、この板碑は「逆修 見高大姉」と記されていることから、「逆修供養・生前供養」のために造立したことがわかり、市内における十三仏信仰の在り方を示す資料といえます。

十三仏板石塔婆の画像
十三仏板石塔婆

十三仏板石塔婆拓影の画像
十三仏板石塔婆拓影

所在地

松本町

指定年月日

昭和32年(1957年)11月29日(東松山市指定文化財-考古資料)