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上野本の獅子舞

ページID:0003699 更新日:2023年6月14日更新 印刷ページ表示

上野本の獅子舞

厄除け・家内安全・五穀豊穣感謝の奉納舞として、秋祭りに行われています。太鼓に『宝暦二年(1752年)』の張り紙、神社明細帳に『嘉永五年(1852年)獅子頭再調』との記載があることから、二百数十年前には行われていたものと考えられます。戦争中の昭和17年(1942年)に中断し、昭和23・27年(1948年・1952年)の2回行われただけで、その後22年間中断し、昭和49年(1974年)には上野本獅子舞保存会が結成され復活を果たしましたが、昔の姿に戻すために大変な苦労をしたそうです。保存会が結成された後は、支度を整えるのは宮司宅です。宮司宅で一庭舞った後、八幡神社まで街道下りを行います。上野本は10人がかりで運ばなければならない長さ6m以上の、市内随一の大きさの万灯を持っていることから、交通量が増え、電線が張り巡らされた現在の街道下りは大変な労力を要します。上野本の獅子舞の大きな特徴は、「棒使い」という付属芸能が獅子舞に先立って行われることです。まず「榊ふり」が榊を持って舞庭を祓い、「棒据え」が約2mの六尺棒を交叉して地面に置きます。その棒を使って、二人の若者(打ち込む方「打ち棒」、受ける方「受け棒」)が、「出棒・ずり棒・込め棒」の3種類の棒術を行います。獅子舞の前に行われる棒使いには邪気を払い、舞庭を浄めるという意味があります。
上野本の獅子舞の動画へのリンク付き画像<外部リンク>
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獅子舞唄

宿の庭唄

 さの川の 宿の娘に眼をくれて たつにたたれぬさの川の宿

八幡社の唄

 参り来て これのお座敷ながむれば 四方しらかべ玉のみすだれ

 八幡の 杉へ雀が巣をかけて かけた雀は末はよかろう

休みの庭唄

 参り来て これのお庭をながむれば 黄金小草が足にからむる

八幡社を出でつきうちの唄

 参り来て これのお座敷ながむれば 磨き揃えて槍が五万本

 五万本の 槍をかつがせ出る時は 安房や上総は末はよかろう

奉納日

10月15日に近い日曜日

奉納場所

八幡神社(上野本1812)

指定年月日

昭和55年(1980年)1月10日(東松山市指定文化財-無形民俗)