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おくま山古墳

ページID:0003693 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

おくま山古墳

 柏崎古墳群中に所在するおくま山古墳は、全長約62m、後円部径約40メートル、後円部高さ約7m、前方部長約22m、前方部高さ約2mの帆立貝形古墳です。
 現在まで計3度の発掘調査が実施され、いずれも古墳の周溝のみ調査しています。周溝内より、円筒埴輪や朝顔形埴輪のほか、盾持人埴輪が出土しています。盾持人埴輪は、前面に盾を表現し、上部に頭部を取り付けた埴輪です。古墳を守るために周溝の外縁に敷設されたと考えられ、盾には鋸歯文と呼ばれる、古くから古墳に用いられた邪よけのモチーフが表現されています。また古墳の周溝内に榛名山二ツ岳(群馬県)噴火の際に降った火山灰(FA)が確認できることから、古墳の築造年代が5世紀末と推定できます。

おくま山古墳の画像
おくま山古墳

おくま山古墳遠景の画像
おくま山古墳遠景

盾持人埴輪の画像
盾持人埴輪

所在地

古凍92・93ほか(熊野神社)

指定年月日

昭和46年(1971年)6月4日(東松山市指定文化財-史跡)