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令和7年度東松山市発注方針
建設業は、市民生活の基盤となる社会資本の整備を担う産業であり、また、市内建設業者は、災害時の緊急対応等、地域の安心安全の確保に大きな役割を果たしています。地域に根差した事業者の育成及び地域経済の活性化を図るため、令和7年度の発注に当たっては、次のような取組を行います。
地域に根差した事業者の支援
- 土木工事及びほ装工事を対象に、東松山市内に本店がある者を優先した入札を実施します。
- 土木工事及びほ装工事を対象に、東松山市との災害防止協定又は道路除雪作業協定の締結を参加条件、評価項目とする入札を実施します。
- 市内事業者への技術力移転を目的に、技術力又は特定建設業許可が必要とされる工事にあっては特定JV発注を活用します。市外本店事業者は市内本店事業者と特定JVを組むことを参加条件とします。
事業者育成のための入札参加機会の拡大
- 分離分割発注により、入札参加機会の拡大を図ります。
- 特定JV発注工事の構成員の実績、埼玉県又は東松山市発注工事の一次下請実績を入札参加条件として認める入札を実施します。
建設業における就労環境の向上の推進
- 工事において週休2日制の採用を前提とした発注を行い、若年者をはじめとした担い手の確保につなげます。
- 最新の人件費等の実勢を反映した積算を行うことで、適正な予定価格を設定し、技能労働者等の賃金水準の更なる改善を図ります。
- 建設業における技能労働者等の就労環境の向上を図る観点から、元請業者及び下請業者について、原則、社会保険等加入を義務付けます。
工事等の適正な履行確保の推進
- 低価格受注による工事等の品質低下や下請業者へのしわ寄せを防止するため、建設工事及び建設事業委託の入札において最低制限価格制度又は低入札価格調査制度を活用し、ダンピング対策に努めます。
- 技術力を要する建設工事においては、総合評価方式を活用し、価格と品質が総合的に優れた者への発注に努めます。
円滑な工事実施のための対策
- 入札不調による発注及び施工の遅延を回避するため、発注時期の平準化に努めます。
- 技術者等の不足などの実情に応じて、発注ロットを大型化させた発注を実施します。
- 履行遅滞を防止するため、工期内検査を実施します。