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やきとり
午後4時を過ぎると、市内のあちらこちらに「やきとり」と書かれた赤ちょうちんが目に付き始めます。やきとりと聞くと、鶏肉を焼いたものを思い浮かべます。しかし、東松山市のやきとりは、豚のカシラ肉を炭火でじっくり焼いたものをいいます。
辛味の効いた「みそだれ」をつけて食べる、これが「やきとり」なのです。
東武東上線東松山駅を中心に、約50軒のお店で食べることができ、子どもから大人まで大人気です。特にビールとの相性は抜群。必ず、くせになります。
東松山市へ来たら、食べていってください。
味の決め手、秘伝「みそだれ」
やきとり自体にも、塩味がついていますが、何といってもお客さんの好みでつける、みそだれが食欲をそそるのです。みそだれは、白みそをベースに、唐辛子やニンニク、ごま油、みりん、果物など10種類以上のスパイスをブレンドしてつくられ、各店独自のこだわりの味をもっています。いろいろなお店を食べ歩いて、好みの味を探してみてはいかがですか。
由来
戦後間もなく、それまであまり利用されていなかった豚のカシラ肉を何とか活用できないか、と考えだされたもの。大松屋(やきとり屋)初代ご主人が、唐辛子入りのみそだれと焼いたかしら肉を合わせものが、広まったとのこと。
東松山焼鳥組合
日本広しといえども、焼鳥組合があるのは東松山市だけでしょう。市内にある20軒以上の店が加盟しています。組合で、新鮮な豚のカシラ肉を共同購入しているので、値段も統一することができるのです。
東松山焼鳥組合<外部リンク>
やきとり音頭(東松山市観光協会)
「春はうららに桜も舞って…」、「夏は小粋なハッピの若衆…」、「秋は集いし歩けの友が…」などと東松山市の四季の情景とやきとりのまち東松山を織り込んだ情緒豊かなやきとり音頭です。
観光協会の職員が作詞・作曲・編集を手掛け、歌い手は、「帰ってこいよ」でNHK紅白歌合戦にも出場した松村和子(まつむらかずこ)、踊りは美柳流三代目家元美柳有白扇(みやなぎうはくせん)の振付けによる本格的な仕上がりとなっています。
東松山市観光協会<外部リンク>
東松山やきとり音頭
「ドン・ドン・ドン」と太鼓のリズムとともに「カシラだ、レバサシ、ナンコツ、タン、ハツ、やきとり音頭だよ」などと東松山市のやきとりを歌った「やきとり音頭」があります。
一度聞いたら忘れられないこの曲は、やきとりのまちを活性化させようと平成10年に作詞、作曲、歌、録音、ジャケット写真まで全て市商工会青年部の皆さんにより作られました。CDとして販売しています。