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イネカメムシの発生にご注意を!
イネカメムシの発生にご注意を!
イネの穂を加害するカメムシ類のうち、近年、主に県東部や北東部で「イネカメムシ」の発生が多くなっています。県内での発生地域も拡大傾向にあります。本虫の加害により不稔や斑点米が生じ、多発した場合には収量・品質に大きく影響します。
イネカメムシの特徴
・体長約13mm。黄褐色で背部両側に白色帯を持つやや細長いカメムシ。
・7月頃から水田に飛来。穂を加害するため、出穂期頃から発生が増加する。
・行動はやや素早く、近づくと穂や葉の裏側に隠れたり、飛び去る。
・盛夏期の日中はイネの株元に潜み、夜間~午前中に穂へ来ることが多い。
イネカメムシの防除対策
7月から9月にかけて発生が続きますので水田を注意深く観察し、出穂期から登熟期に必ずイネカメムシの防除をしましょう。
1 初発の把握
越冬場所からの飛来は7月上旬頃から見られます。6月下旬以降、暑い日が数日続いた後は注意深く水田を観察してください。
2 不稔被害の防止・低減(1回目防除)
出穂期から穂揃い期に必ず薬剤散布を行います。粒剤では処理を数日早めます。
3 斑点米の防止・低減(2回目防除)
穂揃い期の7から10日後に薬剤散布を行います。粒剤では処理を数日早めます。
4 収穫後は速やかに耕うん
刈株を埋没・枯死させ、虫の生息場所を作らないようにしましょう。
詳しくは、埼玉県ホームページをご参照ください。
埼玉県ホームページ<外部リンク>