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祝! ノーベル物理学賞 梶田隆章先生の恩師からのコメント更新日:2021年9月1日

祝!  ノーベル物理学賞  梶田隆章先生の恩師からのコメント

梶田隆章先生の南中学校在学中の恩師である榎本敏夫さんにお話を伺いました。

梶田さんの恩師、榎本敏夫さん

南中学校在学時の恩師

榎本  敏夫さん

Q:梶田先生と榎本さんのご関係を詳しくお伺いさせてください。

榎本さん:私が教師となった1年目の昭和48年に梶田の担任でした。梶田教授とか先生と呼んだ方がよいのかもしれませんが、私は教え子すべてに敬称はつけないので、教え子の一人として、梶田と呼ばせてもらいますね。

Q:受賞はどこでお知りになりましたか。

榎本さん:自宅で妻とテレビを見ていました。午後6時45分に発表すると聞いていたのですが、その時間を過ぎてもなかなか発表されなかったのと、昨年3人の方がノーベル物理学賞を受賞していたから、今年も受賞しないかもしれないと思っていました。テレビで梶田が受賞したと知り、この日を待ち望んでいたので、自然とバンザイをしていました。涙ぐんでいたかもしれませんね。

Q:受賞をしたことに対してどう思われますか。

榎本さん:教師冥利につきます。ノーベル賞を受賞した教え子を持てたなんて、こんな幸せなことはありませんよ。梶田に感謝しなければですね。

Q:梶田先生は中学生の頃、どのような少年でしたか。

榎本さん:中学時代の梶田は、身長が150センチ位で前から3番目くらいだったと思います。細身で色白でしたね。高校生になって、身長が伸び、180センチを超えるようになりました。
当時は、穏やかで、控えめ、大声で笑うようなことはなかったと思います。授業で先生からわかる人?と尋ねた際にも、積極的に手をあげるようなことはありませんでした。
ただ、根性があるといいますか、内面の強さは光るものがあり、コツコツまとめることにたけ、探究心も素晴らしかったです。授業中も先生の話を一言一句聞き漏らさないような集中力がありました。分からないことがあれば、どんどん先生に聞いてきました。そして、理解力はずば抜けていて、砂漠に水を撒くようにどんどん吸収していました。
私が42年間、教育に携わった中で、どのような生徒がよく伸びるのかを考えてみると、親や先生の指導を素直に聞ける子だと思います。梶田はそのことをよく表している生徒で、本当に素直な子でした。これは、ご家庭でのご両親の影響によるところがとても大きいと思います。

Q:梶田先生に以前、白山中学校や南中学校で講演を行っていただいたかと思いますが、なぜ梶田先生にお願いしたのですか。

榎本さん:私は、白山中学校で校長を務めており「世界に通じる人間の育成」を教育のテーマとした講演会をしたいと考えていました。ちょうどその頃、ノーベル賞を受賞した小柴教授のもとで研究していた梶田はぴったりの人材だと思い、講演をお願いしました。

そして、白山中や母校の南中に2009年11月7日に来てもらい、講演会を行いました。このときは、梶田が中学生だった頃の先生も会場に呼んだり、南中の同級生なども集まりました。

「ニュートリノ講演会」と題し、中学生にも分かるよう説明してほしいと頼みましたが、本当に分かりやすい講演をしてくれました。

生徒たちに向かっての第一声が「あなたの体の中には1,000万個のニュートリノが流れています」と始まり、私たちは話に引き込まれていったことを今でも覚えています。

講演会

Q:梶田先生に一言お願いします。

榎本さん:「おめでとう!」の一言です。こんなことを大の大人の、しかもノーベル賞を受賞した人に向かっていうことではないかと思いますが、やはり、先生と生徒の関係なので「これまでお世話になった方が大勢いるので、その方たちへの感謝を忘れるんじゃないよ」と伝えたいです。これからもますます研究に精進して、人類のために活躍をしてほしいですね。

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