野本小学校の南、松山台地の南縁に所在する前方後円墳です。現存する墳丘は長軸で115メートルあり、後円部墳頂には利仁神社が鎮座しています。平成29年(2017年)に実施した非破壊調査で、この古墳が築造当時には前方部2段、後円部3段の立体構造を持っていたことや、後円部に埋葬施設が遺存している可能性が高いことがわかりました。これらのことから、この古墳が古墳時代前期に築造された、当時埼玉県内(北武蔵)最大の前方後円墳であったことがわかりました。
古墳全景
墳丘測量図(等高線図)
下野本612・613(利仁神社)
昭和35年(1960年)3月1日(埼玉県指定文化財―史跡)
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