国立感染症研究所は9月12日、今年1月から現在までの風疹の患者数が496人となり、昨年1年間の5倍に達したと発表しました。
患者は東京都や千葉県、埼玉県などの首都圏と愛知県で多く発生しており、今後も感染の拡大が続く見通しです。
患者の多くは30代から50代の男性が占めており、ワクチン接種の割合が低い年代のためとみられています。
風疹は、予防接種が有効です。今まで風疹に罹ったことのない方や抗体の低い方は、予防接種を受けることをお勧めします。
また、妊娠中の方はできるだけ人混みを避け、感染に注意しましょう。
風疹ウイルスによって起こる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏に多くみられ、感染者の飛まつ(唾液のしぶき)によってうつりますが、予防接種で防ぐことができます。
従来は集団生活にはいる1歳から9歳ころに多く発生をみましたが、近年は多くが成人男性となっています。
妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、先天性風疹症候群をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。
発疹、発熱、リンパ節の腫れ
2週間から3週間(平均16日から18日)
発疹の出る2日から3日前から発疹が出た後の5日くらいの間
妊娠初期の12週までに風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらの障害を先天性風疹症候群といいます。
妊婦さんを感染から守るためにも、特に次の1から4に宛てはまる方は、風しんの予防接種を受けるよう心がけましょう。
平成23年度の感染症流行予測調査によると、30代から50代前半の男性の5人に1人、20代の男性は10人に1人が風疹の免疫をもっていませんでした。
大人が風疹にかかると、子どもに比べて症状が重くなり、1週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。
また、妊娠中の女性が近くにいた場合、風疹をうつし、その赤ちゃんが先天性風疹症候群となって生まれる可能性があります。
自分と家族、そして周りの人々を風疹とその合併症から守るためにも、これまで風疹の予防接種を受けたことが無い場合は、成人男性でも可能な限り早く接種を受けるようにしてください。
埼玉県が委託した医療機関(病院、診療所)で無料の風疹抗体検査を受けることができます。
埼玉県ホームページからご覧いただけます。
東松山市保健所 0493-22-0280
こちらから申込書の印刷と検査実施医療機関の確認ができます。
東松山市の検査実施医療機関はこちらから(PDF:392.5KB)
こちらからご覧ください。
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