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比企丘陵の天水を利用した谷津沼農業システムが 日本農業遺産に認定されました更新日:2023年1月23日

これまでの経緯

 平成29年7月7日 比企丘陵農業遺産推進協議会を設立(会長:滑川町長)
(滑川町、東松山市、熊谷市、嵐山町、小川町、吉見町、寄居町、深谷市=平成30年9月に離脱、埼玉中央農業協同組合、くまがや農業協同組合、埼玉県東松山農林振興センター、埼玉県大里農林振興センター)

 平成30年6月20日 認定申請書提出(1回目)

 平成30年8月9日  一次書類審査結果発表《要改善》

 令和2年7月28日  認定申請書提出(2回目)

 令和2年9月18日  一次書類審査結果発表《通過》

 令和2年11月6日  国の世界農業遺産等専門家会議委員2名による現地調査

 令和3年1月27日  二次審査会(リモートによるプレゼン)

 令和3年2月19日  審査結果発表《要改善》

 令和4年6月8日  認定申請書提出(3回目)

 令和4年8月26日  一次書類審査結果発表《通過》

 令和4年10月14日  国の世界農業遺産等専門家会議委員3名による現地調査

 令和4年12月19日  二次審査会(農林水産省にてプレゼン)

 令和5年1月17日  審査結果発表《日本農業遺産として認定》
 (備考)世界農業遺産への認定申請に係る承認については《要改善》

日本農業遺産とは

 日本農業遺産とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を農林水産大臣が認定する仕組です。

比企丘陵の天水を利用した谷津沼農業システムについて

 埼玉県比企丘陵地域(滑川町、東松山市、熊谷市、嵐山町、小川町、吉見町、寄居町)は、谷津地形(丘陵地で形成された谷状の地形)を活かして多数のため池を築き、谷津田での稲作と谷津斜面での少量多品目の畑作を行っています。ため池と谷津田は河川からの引水等がなく、天水のみを水源とした閉鎖系の水利システムとなっていることから貴重な生態系が維持されています。「沼下」と呼ばれる伝統的な水利組合組織によりきめ細かな水管理が行われており、地理的な水の得にくさを克服した省エネ水供給システムです。

日本農業遺産として評価された点

 天水のみを水源とするため池が今なお現役で使われ、「沼下」により精緻な配水システムが継承されている農業システムである点が高く評価されました。また、河川等からの導水を行わず、天水のみを水源としていることで貴重な生態系が維持されていること。特に、絶滅危惧種であるミヤコタナゴの野生復帰を目指した人工繁殖の取組は生物多様性の観点からも高く評価されました。

令和4年度世界農業遺産への認定申請に係る承認及びの本農業遺産の認定を行う地域の決定について(外部リンク先:農林水産省ホームページ)

典型的な谷津地形の写真(国営武蔵丘陵森林公園上空より撮影)

写真/典型的な谷津地形(国営武蔵丘陵森林公園上空より)

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