ハチは花や樹木の受粉をしたり、毛虫や害虫を食べたりと、自然の中で大きな役割を果たしている益虫です。巣のないところにハチの群れが止まっているときは、ミツバチの分蜂です。危険性がない場合は、むやみに駆除せず見守ることも大切です。
一方、人を刺すなど攻撃性・威嚇性が高く人の生活や健康に害を及ぼす恐れのあるハチは、スズメバチやアシナガバチです。これらのハチの巣に近づくと大変危険ですので、むやみに近づかないようにしましょう。
体長は3センチメートル前後で、体には黄色から赤色の毛をまとい、黒色や褐色の縞模様が見られます。攻撃性が強く、威嚇もします。空気の振動や地面から伝わる振動に敏感で、人が不用意に近づくと攻撃してきます。樹液をこのみ、採餌場所でも攻撃してきます。
住宅の軒下や木の枝など、開放的な場所に巣を作ることがあります。また木の洞や地中に作ることもあります。巣は薄茶色や焦げ茶色の縞模様が特徴的です。
体長は2センチメートル前後で、体の色はスズメバチと似ていますが、スズメバチと異なり、すんなりと細い体をしています。また、長い脚をだらりと伸ばしたまま飛ぶ姿が特徴的です。
六角形が組み合わさった、円盤状の巣が特徴です。庭先の木や、人家の軒下に巣を作るので、人の生活と交わる機会が多いハチです。
春から夏にかけての時期に、庭先や軒先などに、何十匹ものミツバチがかたまっていることがあります。これは、分蜂(ぶんぽう)といって、ミツバチの巣別れ(引越し)です。
ミツバチの巣は、一匹の女王バチと複数の働きバチから成り立っています。一つの巣に新しい女王バチが生まれたとき、古い女王罰が巣にいる働きバチを連れて集団で引越しをします。これを分蜂といいます。ミツバチなどの社会性昆虫にとっては、群れを増やす方法として、分蜂は重要な役割を果たします。
一度にたくさんのハチがかたまっているので、あわてる方もいますが、ミツバチが巣をつくる場所は樹の穴、屋根裏、床下などの閉鎖空間(天井があり壁などで覆われている場所)です。この写真のようなむき出しになっている場所にいるのは、引越しの最中に一時的にとどまっているだけで、しばらくすると巣をつくるのに適した場所へ移動します。
庭木などで分蜂を見かけたら、周囲に巣をつくりそうな箱などがあれば片付け、数日様子を見てください。
スズメバチやアシナガバチに刺された場合は、できるだけ速やかに医師の診察を受けましょう。
詳しくは以下のページをご覧ください。
市ではハチの巣の駆除を行っておりません。
スズメバチは攻撃性が高いため、個人での駆除はたいへん危険です。専門の駆除業者に依頼(費用は自己負担)するようにしてください。
参考までに、下記に市内駆除業者をご紹介します。
ハチの巣の場所等の条件により、事業者によって金額が変動する可能性があります。駆除申込みの前には、複数社に相談・見積を行い、納得をしていただいてからの発注をおすすめします。
当ホームページに事業者情報の掲載を希望される方は、環境政策課までお問い合わせください。
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