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ノロウイルス更新日:2017年10月6日

 
ノロウィルスは、少量のウィルスでも感染力が強く、激しい嘔吐や下痢、筋肉痛等の症状で発症し、子どもや高齢者が感染すると重症化する恐れがあります。
 
 汚物を処理をするときは、直接手で触らないよう、使い捨てのビニール手袋やビニール袋を使用しましょう。
 予防には排泄後、帰宅後、食事前等に手洗い(30秒以上)を徹底することが重要ですが、洗い方に個人差があるので2回洗うと良いでしょう。

ノロウイルスは冬に広まりやすい

 感染性胃腸炎の原因には細菌、ウイルス、寄生虫などの病原体がありますが、ウイルス性の代表的なものとして、ノロウイルスによるものがあります。
 このノロウイルスによる感染性胃腸炎は集団発生することがあり、とくに高齢者の介護施設などでは注意が必要です。
 ノロウイルスは冬季に多く発生する食中毒の原因として知られていますが、食中毒の患者の糞便やおう吐物には大量のノロウイルスが含まれており、糞便などを介して感染が広まったり、さらに人から人に感染することもあります。

高齢者や幼児は特に注意が必要

 ノロウイルスなどの感染性胃腸炎は抵抗力の低い高齢者や幼児が感染すると重症化するため、特に高齢者施設では万全の対策を図っていく必要があります。

ノロウイルスとは

 ノロウイルスは、直径が25から35ナノメートル(1ナノメートルは1ミリメートルの100万分の1)という電子顕微鏡でしか見えないごく小さい球形のウイルスです。
 ノロウイルスは以前から存在していたと考えられますが、ウイルスの性質が明らかになったのは近年であり、平成9年度より新たに食中毒の原因物質に加えられるようになりました。

感染経路

 
1.食品からの感染
 ノロウイルスは食品内で増殖せず、人の腸内で増殖します。このため、人の糞便などに含まれたウイルスが川や海に流れ出て、カキなどの2枚貝の中に蓄積し、それらの食品を生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合に感染すると考えられています。 
2.吐物や排泄物から手を介して口から感染
 
また感染者・患者の便やおう吐物の中のごく僅かなウイルスでも、汚染された人の手や水などを介して感染が起こります。
特に、乳幼児や高齢者の下痢便や吐物の処理には注意しましょう(おむつの取り扱い等)。
 

症状

 ノロウイルスによる感染の主症状は急性の胃腸炎です。通常は食べてから1から2日後に激しい吐き気やおう吐、腹痛、下痢(水様便)、発熱が生じますが、他に頭痛、上気道炎など、風邪に似た症状が主な場合もあります。後遺症はありませんが、ひどい下痢が続いた場合脱水症状になることもあり、入院・点滴などの処置が必要になります。  これらの症状は1から3日で収まりますが、便には2週間ほどウイルスが含まれますので、感染者は手洗いや入浴の際に十分な洗浄が必要です。

予防するための注意

 ノロウイルスは、十分加熱すれば滅菌することができます。また、汚染された水や調理器具を介したり、感染者を介したりしてうつりますので、手洗いやうがい、調理器具の洗浄などに日頃から気をつけることが大切です。

1.手指や調理器具は、十分に洗浄消毒しましょう。

 トイレの後、食事の前、帰宅後、赤ちゃんのおむつ交換の後、調理の前などは、必ず手をしっかり洗浄する。
 まな板、包丁、ふきんなどを使用した後は、洗剤でよく洗い流水で洗い流す。包丁は柄の部分までしっかり洗う。さらに熱湯をかけるなど十分に消毒する。

<手を洗うタイミング>

  • トイレに行った後、吐物、おむつの後始末の後
  • 調理をする前、次の調理作業に入る前。食事の前

<手の洗い方>

  1. 常に爪は短く切り、指輪等は外します。
  2. 石鹸を十分に泡だて、汚れの残りやすいところを丁寧に(指先はブラシ、指の間、親指の周り、手首)
  3. 30秒以上かけて2度洗いすると効果的です。
  4. すすぎは流水で十分に
  5. 清潔なタオル、またはペーパータオルで拭きます。

こちらから動画でご覧いただけます。

     ノロウィルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)

 

2.体調を崩しているときは、調理に従事しない。

 人から人への感染を避けるため、調理する際にはマスクや使い捨ての手袋の使用が望ましい。
 ただし、手袋は手洗いの代わりにはなりません。手袋を着用する前には十分な手洗いが必要です

3.二枚貝などの生食はできるだけ避ける。

 中心部まで火が通るよう十分に加熱する(85度 1分以上。 ただし、貝の大きさにより必要な加熱時間は変化します)。

4.感染者の便やおう吐物の処理に注意する。

 感染者の便やおう吐物には、大量のウイルスが存在し感染源となります。
 使い捨ての手袋等を使用し、直接触れないこと。ただし、手袋は手洗いの代わりにはなりません。手袋はずした後は必ず十分に手指の洗浄をして下さい。
 便座や手すり、ドアノブ等手で触る頻度の高いところは、ウィルスで汚染されている可能性が高いので、1日1回は塩素消毒液(200ppm)
を浸した使い捨てのペーパータオルやボロキレで拭き掃除をします。

<吐物の処理の仕方>

  1. 使い捨てのマスクやエプロン、手袋などを着用します。
  2. ビニール袋、ペーパータオルやボロキレ、を準備します(次の項目をご参照ください)。
  3. ペーパータオル等で汚物を静かにふき取ります。
  4. 塩素消毒後、水拭きをします。
  5. 拭き取った汚物や手袋、エプロン、マスクは、ビニール袋に密閉して廃棄します。
  6. 終わったら、ていねいに手を洗います。

 
 

5.汚染された食器や衣類などは他のものと分けて洗濯

 85度で1分間以上の煮沸消毒や家庭用の塩素系漂白剤で消毒することが有効です

<洗濯の仕方>

  1. 使い捨てのマスクやエプロン、手袋などを着用します。
  2. 衣類に付着した汚物が飛び散らないように取り除き、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いします。(下洗いしないと消毒の効果が低下します。)
  3. 下洗いした後、衣類が完全に浸る量の塩素消毒液(200ppm)30分以上浸漬します。
  4. 消毒後は、十分にすすぎ、高温の乾燥機を使用すると殺菌効果が高まります。(消毒後の衣類は、他のものと別に洗濯機で洗う事ができます。)
  5. 下洗いした場所は、塩素消毒液(200ppm)に浸したペーパータオルやボロキレで浸すようにふき取り、その後洗剤を使って掃除をします。
  6. 拭き取った汚物や手袋、エプロン、マスクは、ビニール袋に密閉して廃棄します。
  7. 終わったら、ていねいに手を洗います。

     

 

<食器、衣類などの消毒やふき取り用の濃度(200ppm)液の作り方>
  
12%液の場合    塩素液 5ミリリットル + 水 3リットル
  6%液の場合    塩素液 10ミリリットル + 水 3リットル
  1%液の場合    塩素液 60ミリリットル + 水 3リットル

   
 (注意)塩素系漂白剤は製品によって濃度が異なるので、表示を確認して正しく計りましょう。
    
 使用に当たっては、「使用上の注意」を確認しましょう。(換気、手袋の着用、混ぜるな危険!など)

6.入浴による二次感染に注意する。

 下痢をしてる人はシャワーのみにするか、最後に入浴する。
 感染者との入浴は控える。
 タオルの共用は避け、風呂のお湯も毎日交換する。

<感染が疑われた場合は、かかりつけの医師に相談しましょう>
 

家庭での食中毒予防(厚生労働省ホームページ)

ノロウイルス関連リンク

感染症情報センター(埼玉県ホームページ)

感染性胃腸炎の流行に注意しましょう(埼玉県ホームページ)

ノロウイルス食中毒の予防に関するQ&A(厚生労働省)

ノロウイルス感染症(国立感染症研究所感染症情報センター)

 

お問い合わせ先
東松山市役所 健康福祉部 健康推進課(保健センター)
〒355-0016
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