「日本スリーデーマーチ」の開催市である東松山市は、世界最大のウォーキングの大会「インターナショナル・フォーデーズ・マーチ」の行われるオランダ王国ナイメーヘン市と、1996年(平成8年)7月17日に姉妹都市提携調印を行いました。以来、お互いにウォーキングを通じた交流を続けています。
ナイメーヘン(Nijmegen)市はオランダの都市で人口は約17万9千人です。(2022年1月)
ライン川分流のワール川をはじめとした多くの運河に囲まれた街です。主要な交通手段ともなっている運河と整備された高速道路網を有し、様々な鉄道の連結地点ともなっているため、ヨーロッパの各都市へのアクセスが可能です。
オランダで最も古い都市の一つであるナイメーヘン市は、中世の遺跡や歴史の面影を残す街並みが現存すると共に、景色の良い変化にとんだ(森林で覆われた高い丘陵地や川の淀みや古い川の流れが残る低地など)自然美に溢れた街でもあります。市内には多くの公園や博物館、劇場やコンサートホール、各種スポーツ施設が点在し、市民の生活や文化への関心の高さを示しています。
90,385人
179,100人
65.35平方キロメートル
57.53平方キロメートル
ナイメーヘン市平均気温
東松山市月別気温(平成29年)
マリケン伝説とマリケン像
マリケンは、有名なオランダ中世のおとぎ話の主人公です。ナイメーヘンで生まれた少女マリケンは、ある時モネンという少年の姿をした悪魔に誘惑されました。そして、いっしょに7年もの間、各地で人々を困らせ、悪事を働きました。ある日、マリケンは、ナイメーヘンに戻り、旅回りの劇団の演劇を見ました。人々のために自分の一生を捧げた人の物語でした。劇を見て、罪深いこれまでの自分の人生を反省し、マリケンは、マーストリヒトに行き、修道女となりました。人々のためにその反省を生き、彼女の罪は許されたそうです。
マリケン像は、ナイメーヘン中心地の市場広場に建っています。写真は、2017年にナイメーヘン市より東松山市に贈られたマリケン像です。
毎年7月の第3週に行われる、約100年の歴史をもつ世界最大のウォーキングの祭典「インターナショナル・フォーデーズ・マーチ」には、世界各国から約20万というウォーカーが集結します。特に最終日の完歩者を讃えるパレードでは、沿道を約25万人の観衆が埋めつくし、ナイメーヘンの街は興奮と熱狂に包まれます。