光福寺境内にある収蔵庫に、宝篋印塔と並んで保存されています。
総長186.9センチメートル、上幅38.6センチメートル、下幅43センチメートルで、
ゆるやかな台形をしています。
この板石塔婆は、上部に来迎(らいごう)する阿弥陀三尊像が線刻されており、
下部に「嘉元四年(1306年)ニ月日」の銘を持ち、紀年銘の両脇に花瓶がそれぞれに
配されています。
板碑全体の形状・碑面の彫法などに鎌倉時代末期の特徴をよく見ることができます。
岡498(光福寺)
昭和40年(1965)3月16日(埼玉県指定文化財-考古資料)