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あなたにとって伝統ってなんですか

獅子さんに聞きました

各地区の獅子を担当した方に「あなたにとっての“伝統”」についてお話を伺いました

上唐子獅子舞:雄獅子担当・新井慎ノ介くんの写真

上唐子獅子舞:雄獅子担当
新井慎ノ介くん 

おじいちゃんが獅子舞をしていて、小さいころから獅子舞はよく見ていました。練習の時の法螺貝の音が聞こえると自然と足が練習場に向かいます。伝統とかはまだわからないけど、中学生になっても獅子舞を続けてもっと上手になりたいです。

西本宿獅子舞:雌獅子担当・志儀拓美さん(高坂)の写真

西本宿獅子舞:雌獅子担当
志儀拓美さん

16歳から雌獅子をして6年目になります。うちは雌獅子の家系で、祖父や父を合わせて5代続いています。
雌獅子はリズムの中心で、笛の息が苦しくなるとリズムが速くなるので、全体を見て元の速さに戻す役目があります。
獅子舞は昔から見てきたことなので初めて踊った時も自然と体が動いたし、伝統行事といっても特別なことではありません。自分が楽しみながら舞うだけです。

昔話から考える

神戸地区では、花笠が使うささらや笛を手作りしています。
ささらを作るところにお伺いし、作っている様子や昔の獅子舞の様子などを、代々ささらづくりをされている田口義一さんと笛頭をされている莇和利さんに伺いました。

神戸獅子舞指導者の皆さんの写真

神戸獅子舞指導者の皆さん
(左から)莇さん、関口さん、田口さん、大野さん

神戸地区ではささらや笛を手作りしているそうですね。 全国的にも珍しいそうですが、昔から手作りなんですか?

(田口さん) 昔からこの地区の笛やささらは、自分で竹を切って、穴をあけたり、小刀で削ったりして、自分たちで作ったもの使っていますよ。ささらは、毎年夏まつりの前に新しく作り直します。俺の親父も70歳になるまでのうん十年、ささら作りの中心になっていてね。この地域では、昔は山車(マンドウ)持ちの役が花笠の竹ひごも準備しなくちゃいけなかったんだよ。50cmくらいのものを100本と1.5mくらいのものを50本くらいかな。俺がまだ若かったときに親父に「山車持ちがしたい」って言ったら「山車持ちは竹が割れないとできないぞ」って言われてね。

(莇さん) 笛も手作りなので笛ごとに音階がみんなバラバラなんですが、だからこその味わいがあるんですよ。笛は気にいったものができるまで何十本も作ってその中で“これはっ”ていうのを使い続けます。私も20年くらい同じ笛を使ってきました。
 岩殿地区に漆を塗る塗師の方がいて、良く出来た笛はその人に中と外に漆を塗ってもらうから大事にすると長い間使うことができるんですよ。

莇さんが笛を始めたきっかけなどを教えてください。

(莇さん) 昭和32~33年ごろ(当時24~25歳)、地区の先輩の勧めで近所の仲間3人と笛を始めました。習い始めたころは、ちょうどお蚕さんの時期だったので6月ごろでしたかね~、お祭りまでの間、笛の師匠に週2~3日、時間を作ってもらって夜7時半から9時ごろまで教えてもらいました。
最初はなかなか思ったように上手く吹けなくって、師匠に教えてもらった後、仲間3人で夢中になって練習しましたよ。昔は、夜が静かだったから自宅で練習すると近所迷惑になってしまうでしょう。だから神戸のクリーンセンターの向こうの山で練習したんですよ。

神戸獅子舞ささらづくりの様子の写真

ささらづくりの様子

神戸獅子舞ささらづくりの様子の写真

獅子舞をやってきて印象に残っていることはありますか?

(田口さん) 俺が中学生のころだから、日照りが続いてたのは昭和23~24年ごろだったかな?今みたいに水が豊富になかったから、田んぼなんかも大変だったんだよ。その時は、あんまりにも日照りが続くから、上唐子の人と一緒に都幾川の鞍掛橋のところで獅子舞を奉能したんだ。そしたら、その帰り道に急に黒い雲が来て、途中で雨宿りしたことを思い出すよ。

完成したささらの写真

完成したささら

これから神戸の獅子舞をどうされたいですか?

(莇さん) 昔から笛は、歯が悪くなるとよい音がでないと教えられてきましたが、最近はその影響からか昔のように思った音が出なかったり、「ふっきり」という次の舞にいく合図ができなくなってきました。
今、笛は7~8人くらいいますが、若い人たちにも仕事や趣味など忙しいとは思いますが、協力してくれる人が1人でも増えてくれるとうれしいですね。
長年大事にしてきた地域の祭りなんですから、これからも続けていけるようにどのようにしたら若い人たちに伝えていけるのかを考えていきたいですね。

伝統をつなぐ活動・唐子小学校の活動

伝統をつなぐ活動(唐子小学校)の写真

伝統をつなぐ活動(唐子小学校)の写真

唐子小学校では、卒業生の打木村治氏の著書「天の園」を教材として特色ある教育活動を行っています。その授業の一環で下唐子獅子舞保存会の方の協力により 4年生が、昨年から図工の授業で下唐子獅子舞の絵を描いています。これは、児童文学「天の園」に登場する下唐子の獅子舞を通して地域の大切な伝統文化を理解してもらうことを目的としています。
児童が描いた作品は県内の郷土を描く「郷土を描く児童生徒美術展」に出品しています

お問い合わせ先
東松山市役所 生涯学習部 生涯学習課 埋蔵文化財センター
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