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マハトマガンジー(1966年)
部屋の窓際に大きな老眼鏡をかけたやせこけた白衣の小人が達磨のように坐って、糸車を紡いでいる。こちらの壁際に私は坐る。黙礼して一言もかわさない。寂かな部屋の中にじんじんとして伝ってくるものがある。なんにもいわないで、こんなに人間の存在を強く感じることはない。(作者)