TOP文化・スポーツ>東松山の獅子舞

東松山の獅子舞

【平成23年2月5日更新】

宮鼻地区の獅子舞の写真
昭和50年ごろの宮鼻地区の獅子舞

 獅子舞には、胴体部分に1人若しくは複数の人が入り、お正月や神楽で舞う中国から伝来したと言われる獅子舞(伎学・神楽系獅子舞)と1人が1匹を担当し、腹にくくりつけた太鼓を叩きながら舞う獅子舞(風流系獅子舞)があります。前者は主に西日本で行われ、後者は主に関東・東北地方で行われていると言われています。かつて武蔵の国と呼ばれていたこの地域も後者の獅子舞が郷土芸能・民族芸能になっていることが多く、特に3匹で舞う獅子舞が主流となっているようです。
 東松山も獅子舞が盛んな地域で県内でも有数の獅子舞の数が多い地域と言われています。獅子舞には五穀豊穣を祈願・感謝したり、地域の悪病退治や雨乞いなどの意味があり、地域ごとに特色のあるお祭りとして行われています。


■3匹獅子舞が行われる地区とその特徴

 市内で3匹獅子舞が行われる地区と開催日、開始時期です。
 各地区獅子舞の特徴は【特徴】をクリックしてください。また会場名をクリックすると会場の地図を表示します。

地区 【特徴】
会場
開催日
開始時期
 野田  【特徴】
 7月14日、10月14日に近い日曜日
 寛永12年(1635年)
 3代将軍徳川家光の時代
 上唐子 【特徴】
 7月23日・24日に近い土・日曜日
 正徳3年(1713年)
 7代将軍徳川家継の時代
 神戸  【特徴】
 7月24日・25日に近い土・日曜日
 寛政3年(1791年)
 11代将軍徳川家斉の時代
 下唐子 【特徴】
 7月27日、10月19日に近い日曜日
 350年ほど前
 江戸時代初期
 上野本 【特徴】
 10月15日に近い日曜日
 宝暦2年(1752年)
 9代将軍徳川家重の時代
 西本宿 【特徴】
 10月の最終週土・日曜日
 江戸時代中期ごろ

(注)開催日は変更する可能性があります。


■獅子に関する行事・祭りが行われる地区

 3匹獅子舞の他に獅子に関する行事、祭りが行われている地区があります。その一部をご紹介します。
 各地区獅子舞の特徴は【特徴】をクリックしてください。また会場名をクリックすると会場の地図を表示します。

地区 【特徴】
会場
名称
開催日
 宮鼻 【特徴】
 (1)春祈祷 (2)秋の祭典
 (1)4月1日 (2)11月3日
 東平新田 【特徴】
 獅子巡行祭
 4月15日に近い日曜日
 古凍 【特徴】
 春季例大祭(オシッサマ)
 4月15日に近い日曜日
 大谷 【特徴】
 天王様の祭典
 7月14日

(注)開催日は変更する可能性があります。


■獅子舞の主な登場者

 獅子舞には、いろいろな登場者がいます。地区によって登場者や呼び方が異なります。

  (注)各地区で登場者の呼び方が異なるため、写真は上唐子地区の呼び方を記載しています。

 3匹の獅子

 各地区共通して1人立ちの3匹獅子の舞いを行います。
 法眼は、年配の雄の獅子で地区によって、ホーガン(神戸・上野本)、宝冠(西本宿)と書かれたり、大頭(野田)と呼ばれています。雄獅子は、若い雄の獅子です。神戸・上野本・西本宿ではナカジシ(=中獅子)と呼ばれています。地区ごとに法眼・雄獅子・雌獅子の見分け方は異なり、角の形や毛の色、背中の帯の色などに違いがあります。
 獅子は野田・上野本・西本宿は大人が舞い、上唐子・下唐子・神戸は子どもが舞います。


各地区の呼び方
地区
年配の雄の獅子
若い雄の獅子
雌の獅子
野田
大頭(だいがしら)
雄獅子
雌獅子
上唐子
法眼(ほうがん)
雄獅子
雌獅子
神戸
ホーガン
ナカジシ(中獅子)
雌獅子
下唐子
法眼
雄獅子
雌獅子
上野本
ホーガン
ナカジシ
メジシ
西本宿
宝冠獅子(ほうがんじし)
中獅子
女獅子
法眼獅子の写真
法眼(上唐子地区)
雄獅子の写真
雄獅子(上唐子地区)
雌獅子の写真
雌獅子(上唐子地区)
    各地区の獅子等の比較   各地区の獅子等を写真で比較します


 道化・面冠・はやしっ子・そうらいっ子・仲(中)立ち・先導・逸子

 獅子を導く役です。
 地区によって道化(野田)、面冠(神戸)、そうらいっ子・はやしっ子(下唐子・上野本)、逸子(西本宿)などと呼ばれています。
 手には軍配や采配、野田は軍配の代わりに「まったい棒」と呼ばれる棒を持ちます。


各地区の呼び方
地区
名称
掛け声
地区
名称
掛け声
野田
道化(どうけ)
 
上唐子
仲(中)立ち、先導
 
神戸
面冠(めんかん)、はやしっ子
 
下唐子
はやしっ子、そうらいっ子
 
上野本
はやしっ子、そうらいっ子
候え(そうらえ)
西本宿
逸子(はやしこ)
ほーい
仲(中)立ちの写真
仲(中)立ち(上唐子地区)
軍配・采配の写真
軍配・采配(神戸地区)
まったい棒の写真
まったい棒(野田地区)
花笠(神戸地区)の写真
花笠(神戸地区)
    各地区の仲立ち等の比較   各地区の仲立ち等を写真で比較します


 花笠・オカザキ・ささらっ子・簓子

 舞庭の東西南北の4隅に立ち、「ささら」と呼ばれる楽器を演奏します。
 地区によって花笠(野田・神戸)やささらっ子(下唐子・上野本)、簓子(西本宿)などと呼ばれています。
 雌獅子隠しと呼ばれる舞の際に雌獅子を隠す役目などがあります。


各地区の呼び方
地区
名称
野田
花笠(はながさ)
上唐子
オカザキ
神戸
花笠
下唐子
花笠、ささらっ子
上野本
ささらっ子
西本宿
簓子(ささらこ)

    各地区のオカザキ等の比較   各地区のオカザキ等を写真で比較します


■獅子舞の流れ

 市内の獅子舞の流れは、(1)街道くだり→(2)前庭(初手庭)→(3)後庭の順で行われる所が多いようです。場所によっては(1)と(2)が入れ替わるところもあります。
 街道くだりとは、別名「村廻り」と呼ぶ地区もあり、列を作り、法螺貝や笛、ささらなどを鳴らしながら地区の繁栄などを願い練り歩くことです。登場者に違いがあるように舞も地区によって、諸説云われがあるようです。
 例えば、各地区で共通して行われる「雌獅子隠し」という舞は、オカザキ(花笠等)が雌獅子を囲むように舞いますが、隠れてしまった雌獅子を雄獅子(ナカジシ等)と法眼(大頭等)が奪い合う内容であるところが多いようです。

街道くだり(神戸地区)の写真
街道くだり(神戸地区)

 他方で雌獅子を太陽に見立て「太陽を隠す」雨乞いの様子を表していると考えられている地区もあります。同様に、「あめくれ」という舞は、「飴」をあげるから雌獅子を私に譲って欲しいという意味の他、「雨くれ」と読み、雨乞いの様子を表していると言われている地区などもあります。
 どの地区も物語性があり、共通している点も多数ありますが、長い年月、受け継がれる中で地域に根ざした考え方や芸の工夫、他地区への対抗意識などにより、変わってきたことがうかがえます。
 獅子舞は、舞の意味や物語に注目したり、道具や設備の違いを見ることでその地区の歴史や地域性を知ることができます。






獅子舞の流れ(例:上唐子地区)

 上唐子の獅子舞は前庭が14の形から、後庭が18の形から構成されています。

オカザキが雌獅子を囲む雌獅子(上唐子地区)の写真
オカザキが雌獅子を囲む雌獅子(上唐子地区)

(1)街道くだり (2)宮前街道くだり


前 庭(地区によっては初手庭)

 (3)すり込み (4)どじょうねこ (5)すり返し (6)しゃり笛 (7)歌笛
 (8)歌 (9)歌笛 (10)つなぎ (11)とびざさら (12)ひねり込み
 (13)おかざき (14)つなぎ (15)おおぐるい (16)どじょうねこ

後 庭

 (17)どじょうねこ (18)寄せ笛 (19)いりは(入庭) (20)しゃり笛
 (21)ひねり込み (22)つなぎ (23)とびざさら (24)歌笛 (25)歌
 (26)歌笛 (27)寄せ笛 (28)雌獅子隠し (29)あめくれ
 (30)昇(正)殿神楽 (31)つなぎ (32)おかざき (33)おおぐるい
 (34)どじょうねこ

 (35)宮前街道くだり (36)街道くだり


■各地区の獅子舞の特徴(3匹獅子舞)

 3匹獅子舞を行っている地区の獅子舞の特徴をご紹介します。

   ・野田の獅子舞      ・上唐子の獅子舞

   ・神戸の獅子舞      ・下唐子の獅子舞

   ・上野本の獅子舞    ・西本宿の獅子舞


■各地区の獅子舞の特徴(獅子に関する行事・祭り)

 獅子に関する行事・祭りを行っている地区をご紹介します。

   ・宮鼻地区(春祈祷・秋の祭典)          ・東平新田地区(獅子巡行祭)

   ・古凍地区(春季例大祭(オシッサマ))     ・大谷地区(天王様の祭典)


■各地区の獅子等の比較

 獅子や仲立ち、オカザキを写真で比較します。地区ごとに獅子頭の形や色、角の形、衣装などに違いがあることがわかります。


■獅子舞フォトギャラリー

 各地区の獅子舞の写真をご紹介します。

   ・獅子舞フォトギャラリー


■あなたにとって伝統ってなんですか?

 獅子舞にたずさわる方のコメントや活動をご紹介します。

   ・獅子さんにききました
   ・昔話から考える
   ・伝統をつなぐ活動(唐子小学校)



 表示するには、Adobe社の「Adobe Acrobat Reader」が必要です。インストールされていない方は、下のボタンを押してダウンロードしてください。

Adobe Acrobat Reader

担 当  埋蔵文化財センター(下野本528-1 電話0493-27-0333)  広報広聴課(電話0493-21-1410)